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個人的耽美論 in はてな

ようこそ我が城へ 札幌 ビードロギニョル→http://vidroguignol.com/

Jupiter~「THE HISTORY OF GENESIS」

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Jupiterの②作目となるフルアルバム

「THE HISTORY OF GENESIS」

をアレして行きたいと思います(^^)v



入手したのは初回限定盤、発売日は2015年1月7日。

通常盤には、初回限定盤に入っていない「SACRED ALTER」が入ってます(^^)d



ー初回限定盤ー

[CD]
1. The Birth of Venus
2. LAST MOMENT
3. Darkness
4. B.L.A.S.T
5. THE MOON
6. 氷の中の少女
7. Church Candle
8. Red Carnation
9. 絶望ラビリンス
10. Shining
11. ARCADIA
12. Luminous
13. The History of Genesis

[DVD]〈Music Video〉
LAST MOMENT
ARCADIA
The Birth of Venus


今までのシングルは↓

http://jupiter.jp.net/disco/disco_cat/single/

http://s.ameblo.jp/vivid-niichan/entry-11948284202.html?frm=theme

http://s.ameblo.jp/vivid-niichan/entry-11934971482.html?frm=theme

にて触れている、当時会場or通販限定で販売されていた「ARCADIA&Darkness」、「氷の中の少女&SACRED ALTER」

の計4枚。

という事で、13曲中5曲は既に知っていた曲という事で、新鮮味は薄い印象でした(´,_ゝ`)



どうしても前作「CLASSICAL ELEMENT」と比較したくなる所ですが、ここは1つガンガン比較してやりましょう。




今回は2作目なので辛口気味なのです。



そして今回もあくまで

「個人的」

な感想文なので、苦情や異論は台湾にでも持ってって下さい。




まず、Jupiterのスタート時の方向性を確認しておかなければなりません(*´ー`*)



ーJupiterの音楽性をひと言で現すなら、「世界で一番美しいV系シンフォニックメタル・バンド」ということ。視覚や聴覚はもちろん、すべての感覚を究極まで刺激してゆくバンドとしてJupiterを始めていますー



との事なので、頭のど真ん中に入れておきましょう。







1)The Birth of Venus

Jupiterとしての活動を続けるべきか本気で悩んでいたHIZAKIが苦しみを乗り越えた先に作り上げた曲、という印象。
ARCADIA」を聴いて「サビが弱い」とは思っていたが、この曲もパンチ力は無い。その分ギターでこの曲を歌っているのと、全体的にJupiterの本路線として纏まっているので、現在のJupiterの象徴的な曲と言えるでしょう(^^)v
歌詞も注意深く神話を意識し、始まりを飾るに相応しい曲であるとともに、ラストに持ってきても映えそうです(^^)v

でも、時折入ってくるウインドシンセ(リリコン)みたいな音が気掛かりなんだよな~。あの部分をヴァイオリンにした方が耽美に……



2)LAST MOMENT

こちら↓
http://s.ameblo.jp/vivid-niichan/entry-11934047669.html?frm=theme

で触れておりますが、このアルバムを全て聴いた時点でも、これがJupiterの最高点でしょう(^з^)-☆
クワイヤを伴うイントロはPV通りのステンドグラス張り教会を思い起こさせ、歌詞も呑み込み易い。
そして曲の展開が劇的。流石、ASCENDEAD MASTERを作ったひぃたんだなぁ、と感嘆の一曲。
YUKIの見た目が何か色っぽいし音も良く鳴っている。



3)Darkness

ARCADIA」のカップリングとは言え、むしろこっちこっちの方が好きだと言う方も少なくないのでは(゜o゜)
終始デスヴォイスでZINが唸りまくり何を言ってるのかは解読不能。
そこで全編英語の歌詞を読んでみた所…………

実はメッチャ前向き応援ソング(笑)
「神に決定付けられた運命を 内に秘めたる力で打ち破れ」みたいな。
ZINは誰に訳して貰ったのかな。それとも実はちゃんと英詞書けるのかな?
この曲のリズム隊は半端無い体力が必要。そしてギターソロの作りが物凄く洋楽臭くて懐かしい。



4)B.L.A.S.T

おてる炸裂!ヴィジュメタど真ん中!
ZINのシャウトも冴え、美しく聴かせる所は伸びやかに、緩急があって面白い。
この曲は特にMASASHIのベースが要。地味にシンドイ役割をしっかりこなす仕事人っぷりが良い(^ー^)
そしてJupiterとしての2人ギタリストは良く「遊び」が入っている。単にゴリゴリなサウンドで推すのでは無くアーミングやフランジャーあたりも多様していて音の数も多い。



5)THE MOON

実はひぃたんが一度「ボツ」にしてゴミ箱に捨てたというこの曲は、その他のメンバーの要望が強くて集録された、との事。ボツにした理由は

「多分まだZINにはこういう大人っぽい歌い方はできないだろうなって思ったんです。」

はい、ここでまた試練。「アニソン部門」のZINがどの程度「エロ」くなれているか。是非一度お聴き下さい(^^)d
曲は今までのJupiterに無いジャズ要素が盛り込まれ、ミディアムスローな、闇夜にピッタリな大人の雰囲気。



6)氷の中の少女

「THE MOON」からの流れが良い(⌒‐⌒)
ZINの声が一番活かされているのはこの曲だと思う。叙情的でどこか90年代のL'Arc~en~Cielっぽい雰囲気を感じる、アラフォーに染み渡る一曲。



7)Church Candle

久々に「HIZAKI grace project」の「Curse of Virgo」的なインスト。 背景に「宇宙」よりも「廬山・五老峰」が見えたのは僕だけでしょうか(笑)
てか、この曲はいつものデコトラギターじゃない様な気がする。セミアコ?
たしかツアーの「HIZAKI solo」時に弾いてたのはこの曲だった気がする。
「Race Wish」みたいな耽美かつ攻撃的なのが欲しいです、ひぃたん



8)Red Carnation

おお!耽美なイントロ!前作で言う「Decadence」的な?入りはモロ好み。
AメロからZINがオペラモードに入って…………ん?女性の声が。これはSeliaでは無い。
と、調べを入れてみた所、「ZINの歌の師匠」との事です( ̄▽ ̄)美しい声やわぁ……
こういった新しい血もイイネ!って、作曲ZIN!一歩間違えればアニソンだが、ギターソロも流石の2人だしこのまま耽美に……

………

ぁぁぁぁ~(-_-)

やっちまった。これわ。ぁあ~。
この①フレーズだけで、完全に「宝〇歌劇団」と化してしまった。
全体的に良い曲構成なのに!
しかもひぃたん作詞?!作曲と作詞者逆じゃないの?
何だか惜しい曲。



9)絶望ラビリンス

はい待ってました!頭取れちゃう位のスピードナンバー。絶対ライヴでは1音下げで演らないで欲しい。
ここで、ギターソロの恐るべしなテクニックが披露されておりますね(^^)d
確かTwitterでもこの部分だけ載せてたハズ。早く実際に見たい!
高速ナンバーの作りが物凄く洋楽っぽい、というか北欧っぽい気がする。



10)Shining

ー世界で一番美しいV系シンフォニックメタル・バンドー
…………

完全にリンドバーグだし(笑)。もしくは「いますぐ~kiss me~」とかそんな感じ?
江口・唐沢あたりの「トレンデードラマ」の主題歌にしたら良いね。何故こんなPOPな曲をぶち込んだのか。


11)ARCADIA

ハードなイントロのままサビ前まで走り、サビで落ち着く変化球。(←YUKIのバスドラは鳴りまくり)
最初は違和感たっぷりだったが、スケールが大きく広がるイメージの壮大な曲である。
この曲も実に多くの音が使われており、ツアータイトルに遜色ない、完成度の高い作品。
ギターソロ始めの2人の「追い掛けっこ」が美しく、ZINの「ぼくちゃん」 っぽい髪型が微笑ましい( ̄▽ ̄)
でももっとPVに金掛けてあげて欲しい(笑)



12)Luminous

シングル「LAST MOMENT」のカップリングとは少し違うアレンジが施されたバラード。
色々な苦労を思い出したりしながら、ここで泣いて下さい。
僕は無理ですが(笑)



13)The History of Genesis

前作の「CLASSICAL ELEMENT」にあたる、アルバムタイトル曲。やっぱり「リリコン」っぽいのが気になる。ファミコンっぽく聴こえてしまう。
大作では50種類以上の音が使われている筈だが、もう少しシンプルに行くか、クワイヤをガッツリ入れて壮大さを増すかした方が良いと思う。
最初のサビのギター展開は大好物。






ーーーーーーーー






今作品は10回や20回聴いた位では計り知れない深さがあり、一度聴きで「おお!これは」と思える曲は「LAST MOMENT」位でしたね(~o~)
と言いますか、今回このレビューを書いている本人がまだ通しで20回位しか聴いていないので浅い感想文となってしまいましたが、少しでも何か伝われば良いかな~と思っております(´∇`)v
HIZAKIの世界観の中毒性が増した、というかZINの特性を引き出してしっくりくる曲を何十曲も作り、厳選して曲を集録しているので、ジャンルの幅が広がりながらもより濃いJupiterとしての色を出せている気がします。

Jupiterとして、プロデューサーとしてHIZAKIが行き着いた 「ギリシャ神話」。「人間であるための愛と美の大事さを伝えたい」と語っている記事を見ましたが、正直、色々混入し過ぎかな、と。方向性が決まっている中で「Shining」は明らかに浮いているし、引き出しが多いが故に迷走しかねない危険性は否めない。
テクニック面では申し分無い彼らが、次のステップに進むためにどうしたら良いか。
「ライヴ主体・音源主体」「己を貫くか・幅広く人気を取りに行くか」の狭間で今まさに揺れている状態が如実に出ている。
Jupiterには、「宇宙」「神話」路線を貫いて欲しい。個人的には。
また、芸術家TERUのデザインが素晴らしい(^o^)あの才能は他のバンドとの差別化に必要不可欠、そしてギターテクも信頼度抜群。まさに三國志の魏で言う所の
HIZAKI→曹操 TERU→夏候惇
の図式(笑)

そして、前作でのレビューで述べた「音楽で飯を食う」と言う事。
メジャーレーベルで続けて行くという事は、常に〆切や規則・制約が伴い、契約内容は必ずこなさなければならない。「好き」だけでは生きて行けない、精神的に本当に強い人間だけが残る世界。これからも断固たる決意と覚悟を持ってJupiterを作って行って欲しいと思います。



最後に……





ひぃたんメイクが濃くなってくね(´艸`)


わかるよ、うん。わかるよ。





最後までお読み頂き、誠にありがとうございました(*^ ・^)ノ